2004年 12月 09日
凄い一家に感動 |
引き続き年内打ち切りが決定している『ポーラー・エクスプレス』を観ようと考えていたのだが、『スカイキャプテン〜』の余りの酷さに、期待できない映画を観る気が失せ、俄に期待上昇中であった『Mr.インクレディブル』上映館に飛び込む。
90分間のディズニー・アニメに過大な期待は禁物であることは百も承知だが、「スーパーヒーロー活動が法律で禁じられた世界」で「密かに暮らす元ヒーロー達」と聞けば、アラン・ムーアの「ウォッチメン」を想起せずに居られようか。当然、「ウォッチメン」並みの殺戮は無理だとしても、本作、フタを開けてみればディズニーらしからぬ本気の殺し合いに言及し、CGアニメとしては長尺の2時間近い上映時間を達成している辺りに、製作会社ピクサーの気概を感じさせる仕上がりであった。
表題の「インクレディブル一家」にしても「ファンタスティック・フォー」の姑息な入れ換えと喝破してしまうのは簡単だが、観ている限りパクリ的な図々しさは感じられないし、音楽の高揚感や中盤の舞台となる秘密基地のギミックの楽しさに見られる『サンダーバード』や60年代スパイ・アクション的なテイストへのウインク(本家実写版『サンダーバード』に最も欠けていた要素)も素晴らしく、是非また観たいと思わせる好篇である。
あ、そうそう「インクレディブル一家」が「ファンタスティック・フォー」なら、さしずめフロゾンは「シルヴァー・サーファー」といったところ。サ−フィンするし。
90分間のディズニー・アニメに過大な期待は禁物であることは百も承知だが、「スーパーヒーロー活動が法律で禁じられた世界」で「密かに暮らす元ヒーロー達」と聞けば、アラン・ムーアの「ウォッチメン」を想起せずに居られようか。当然、「ウォッチメン」並みの殺戮は無理だとしても、本作、フタを開けてみればディズニーらしからぬ本気の殺し合いに言及し、CGアニメとしては長尺の2時間近い上映時間を達成している辺りに、製作会社ピクサーの気概を感じさせる仕上がりであった。
表題の「インクレディブル一家」にしても「ファンタスティック・フォー」の姑息な入れ換えと喝破してしまうのは簡単だが、観ている限りパクリ的な図々しさは感じられないし、音楽の高揚感や中盤の舞台となる秘密基地のギミックの楽しさに見られる『サンダーバード』や60年代スパイ・アクション的なテイストへのウインク(本家実写版『サンダーバード』に最も欠けていた要素)も素晴らしく、是非また観たいと思わせる好篇である。
あ、そうそう「インクレディブル一家」が「ファンタスティック・フォー」なら、さしずめフロゾンは「シルヴァー・サーファー」といったところ。サ−フィンするし。
by scarpiaii
| 2004-12-09 23:15
| 映画館