2007年 09月 15日
『ホステル2』 |
監督・脚本・製作:イーライ・ロス
殺人倶楽部から逃げ出したパクストンは、組織の影に怯えていた。昔のガールフレンドを頼り、彼女の田舎へと身を隠したものの、些細な情報から組織は彼の居場所を見つけ出してしまう。
一方、ローマで美術を学ぶ米国人ベスとホイットニーはプラハへの旅行を計画、クラスで孤立している同郷のローナも連れ立って寝台列車に乗り込む。車内で男性客とトラブルになったところで、デッサンの時からベスに目をつけていたヌードモデルのアクセルが窮地を救う。アクセルは滅入る彼女たちに、前途多難なプラハ旅行をスロバキアのスパでの療養に変更したらどうかと誘いかけるのだった。
前作と合わせると、まるでコインの表裏を成すような続篇。というより姉妹篇といった方が的を射ているかも知れない。時系列的には前作の直後からスタートし、1作目の男3人と対をなすような、3人の女主人公が登場する。
基本プロットはまさに女性版『ホステル』なのだが、同じことの繰り返しにならないよう、そこに沢山のアイディアが盛り込まれていく。殺人倶楽部は前作での出来事を反映して確実にアップデートされているし、そこに至るまでの罠も同様の手続きに見えて、しっかりと別の視点をフィーチャー、観客の興味を惹く努力を忘れない。
より深く描かれたホステルにおいて我々は、陰惨な描写に満ちていながらもイーライ・ロスがエンターテイナーであることを知るのだ。
殺人倶楽部から逃げ出したパクストンは、組織の影に怯えていた。昔のガールフレンドを頼り、彼女の田舎へと身を隠したものの、些細な情報から組織は彼の居場所を見つけ出してしまう。
一方、ローマで美術を学ぶ米国人ベスとホイットニーはプラハへの旅行を計画、クラスで孤立している同郷のローナも連れ立って寝台列車に乗り込む。車内で男性客とトラブルになったところで、デッサンの時からベスに目をつけていたヌードモデルのアクセルが窮地を救う。アクセルは滅入る彼女たちに、前途多難なプラハ旅行をスロバキアのスパでの療養に変更したらどうかと誘いかけるのだった。
前作と合わせると、まるでコインの表裏を成すような続篇。というより姉妹篇といった方が的を射ているかも知れない。時系列的には前作の直後からスタートし、1作目の男3人と対をなすような、3人の女主人公が登場する。
基本プロットはまさに女性版『ホステル』なのだが、同じことの繰り返しにならないよう、そこに沢山のアイディアが盛り込まれていく。殺人倶楽部は前作での出来事を反映して確実にアップデートされているし、そこに至るまでの罠も同様の手続きに見えて、しっかりと別の視点をフィーチャー、観客の興味を惹く努力を忘れない。
より深く描かれたホステルにおいて我々は、陰惨な描写に満ちていながらもイーライ・ロスがエンターテイナーであることを知るのだ。
by scarpiaii
| 2007-09-15 21:33
| 映画館