2007年 01月 17日
『ラッキーナンバー7』 |
監督:ポール・マクギガン、脚本:ジェイソン・スマイロヴィック
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレーら豪華スター競演のクライム・サスペンス。カンザスシティ・シャッフルをやるために来たという初老の男。運に見放され、友人を頼って街にやって来たという若者スレヴィン。街を二分するギャング、ボスとラビの抗争に若者が巻き込まれ、その裏には初老の男が暗躍する。スレヴィンの転がり込んだ友人宅の隣人を巻き込みながら、開巻で提示された幾つかの殺人と今回の騒動との関わりが次第に透けて見え始め、スレヴィンは絶体絶命、究極の選択を強いられることになる。しかし、スレヴィンはギャング達の理不尽な要求を肝を据えたかのようにすんなり受け入れるのだった。
劇中、『北北西に進路を取れ』に言及しているように、巻き込まれ型かと思いきや、というストーリーのツイストが売りにはなっているが、エクスキューズの為だけに開巻に配置された殺しのシーンからも分かるようにスマートな脚本とは言い難い。豪華スターの競演がなければ、果たして劇場公開されていたかどうか(事実、全米公開から約1年を経て日本の劇場へお目見え)。しかし、役者陣の肩の力の抜けた演技の披露は楽しめるし、ベテランに囲まれて観客をリードするジョシュ・ハートネットも、脚本の上では多少無理のあるヒロインをキュートに演じてみせるルーシー・リューも魅力的で、ハリウッド映画好きには楽しめる作品。
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ベン・キングスレーら豪華スター競演のクライム・サスペンス。カンザスシティ・シャッフルをやるために来たという初老の男。運に見放され、友人を頼って街にやって来たという若者スレヴィン。街を二分するギャング、ボスとラビの抗争に若者が巻き込まれ、その裏には初老の男が暗躍する。スレヴィンの転がり込んだ友人宅の隣人を巻き込みながら、開巻で提示された幾つかの殺人と今回の騒動との関わりが次第に透けて見え始め、スレヴィンは絶体絶命、究極の選択を強いられることになる。しかし、スレヴィンはギャング達の理不尽な要求を肝を据えたかのようにすんなり受け入れるのだった。
劇中、『北北西に進路を取れ』に言及しているように、巻き込まれ型かと思いきや、というストーリーのツイストが売りにはなっているが、エクスキューズの為だけに開巻に配置された殺しのシーンからも分かるようにスマートな脚本とは言い難い。豪華スターの競演がなければ、果たして劇場公開されていたかどうか(事実、全米公開から約1年を経て日本の劇場へお目見え)。しかし、役者陣の肩の力の抜けた演技の披露は楽しめるし、ベテランに囲まれて観客をリードするジョシュ・ハートネットも、脚本の上では多少無理のあるヒロインをキュートに演じてみせるルーシー・リューも魅力的で、ハリウッド映画好きには楽しめる作品。
by scarpiaii
| 2007-01-17 21:59
| 映画館